小野です。
ここ1週間、寒い日が続きました。体調など崩されていないですか?
最近、「フェルマーの最終定理(新潮文庫)」という本を読みました。
フェルマーの最終定理とは、「3 以上の自然数
n について、
xn +
yn =
zn となる 0 でない自然数 (
x,
y,
z) の組み合わせがない」という定理のことです。1994年にアンドリューワイルズによって証明されました。
この定理を証明するまでの苦悩を数学の歴史と共に描いた人間ドラマです。
今日は、何もこのフェルマーの最終定理の証明をご紹介したいのではありません。
よく分からないですし(笑)。
この本を通じて数学という学問に美しさを感じました。
コンサルタントは現場では泥臭さが求められると思いますが、思考はシンプルな美しさが必要だと思います。
そこで、ご紹介したのは、日常生活に役立つリトルの公式です。
スーパーのレジの前の行列などに関して、待ち時間を簡単に測定する公式です。
スーパーのレジの前の行列があり、列の最後尾に並び始めてからレジにたどり着くまでのおおよその時間が予測できます。米マサチューセッツ工科大学のジョン・リトル教授が1961年に証明した「リトルの公式」と呼ばれるものです。
待ち時間(分)=(行列の総人数)÷(1分間の到着人数)
とてもシンプルで美しくないですか?
応用すれば遊園地やラーメン屋などいろいろと使えます。
制約条件はいろいろあるのですが、ざっくり情報をつかむのには十分でしょう。
リトルの公式はオペレーションリサーチ分野で用いられていました。
しかし、数学は複雑な研究だけでなく、日常生活に役立つ学問です。
私のコンサルも数学的要素を取り入れて理論上の基準固定費や変動費を算出したりします。
(勘定科目法や最小二乗法とは別の方法ですが)
より現実的な基準固定費や変動費の算出に興味がある社長様、一度コンサラートにお問い合わせ下さい。
posted by コンサラート at 22:43|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
小野史人
|

|